吉原御免状 宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。武蔵はなぜ彼を、この色里へ送ったのか。―吉原成立の秘話、徳川家康武者説をも織り込んで縦横無尽に展開する、大型剣豪作家初の長編小説。 時代：1657年（明暦三年） 著者：隆慶一郎 出版：新潮社文庫 発行：1989年9月 以下の書店で購入できます。 吉原御免状 を買う 吉原御免状  を買う 吉原御免状 を買う 吉原御免状 を買う 　■　上総介の評価　★★★★★ 　隆先生の処女作です。作者の斬新な発想によるこの後の作品の原点がここにあると言っても過言ではないでしょう。裏柳生や家康影武者説、そして「道々の輩」の存在が、約５年間の太くて短い作家生活で特異な作品群を構築していくわけです。 　■　主人公 ＊松永誠一郎（まつながせいいちろう） 　■　脇役 玄斎（げんさい） 　■　登場する武将 加賀爪甲斐（かがづめかい） 水野十郎左衛門（みずのじゅうろうざえもん） ＊狭川新左衛門（さがわしんざえもん） 柳生宗冬（やぎゅうむねふゆ） ＊野取内匠（のとりたくみ） 柳生義仙（やぎゅうぎせん） ＊影山三十郎（かげやまさんじゅうろう） ＊世良田二郎三郎（せらたじろうさぶろう） 本多忠勝（ほんだただかつ） 徳川家康（とくがわいえやす） 徳川秀忠（とくがわひでただ） 酒井忠清（さかいただきよ） 　■　その他の登場人物 ＊庄司甚之丞（じんのじょう） ＊おれん ＊勝山太夫（かつやまだゆう） ＊おしゃぶ 三浦屋四郎左衛門（みうらやしろうざえもん） 野村玄意（のむらげんい） ＊山田屋三之丞（やまだやさんのじょう） ＊並木屋源左衛門（なみきやげんざえもん） 高尾太夫（たかおだゆう） 道哲（どうてつ） 八百比丘尼（はっぴゃくびくに） 天海（てんかい） 匂坂甚内（こうさかじんない） ＊お清（おせい） ＊吉次（よしじ） ＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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