信長を撃(はじ)いた男

信長を撃(はじ)いた男天下布武をねらう織田信長を、千草峠で狙撃した男。甲賀五十三家随一の鉄砲の名手といわれる杉谷善住坊の波乱の人生を描く歴史小説。



時代:1570年(元亀元年)〜1573年(天正元年)
著者:南原幹雄
出版:実業之日本社
発行:2002年 7月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 信長を狙撃して負傷させた男・杉谷善住坊を題材とした作品です。お話は浅井の裏切りで朝倉攻めを失敗した信長が岐阜に向かう途中の千草峠で狙撃されるところから始まり、善住坊が捕獲されるまでの間の三年あまりの逃亡の過程をうまく描いてます。なかなか珍しい人物を扱っていて大変興味深く読めました。ただ、信長から捕獲を命じられた氏郷の叔父・蒲生典膳がもっとうまく絡めば文句なしでした。

 ■ 主人公
杉谷善住坊(すぎたにぜんじゅうぼう)

 ■ 脇役
*蒲生典膳(がもうてんぜん)

織田信長(おだのぶなが)

 ■ 登場する武将
六角承禎(ろっかくじょうてい) 蒲生氏郷(がもううじさと)
山岡景隆(やまおかかげたか) *大津伊兵衛(おおついべえ)
*伴左馬助(ばんさまのすけ) 多羅尾光俊(たらおみつとし)
武田信玄(たけだしんげん) 徳川家康(とくがわいえやす)
本多忠勝(ほんだただかつ) 石川数正(いしかわかずまさ)
菅沼正定(すがぬままささだ) 鳥居三左衛門(とりいさんざえもん)
磯野員昌(いそのかずまさ)


 ■ その他の登場人物
*岩室太郎坊(いわむろたろうぼう) *九蔵(きゅうぞう)
*黒兵衛(くろべえ) *与助(よすけ)
*お歌(おうた) *お百(おひゃく)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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