戦国秘譚 神々に告ぐ

4043659016戦国秘譚 神々に告ぐ〈上〉 (角川文庫)
安部 龍太郎
角川書店 2002-10

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応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。古来、神々に礼を尽くして地上の平安を守ることを務めとしてきた京都朝廷は、衰微を極めた。弘治三年(一五五七)、後奈良天皇は後事を若き関白・近衛前嗣に託し、崩御。前嗣の奔走が始まる。幕府再建による朝権回復を目論む前嗣は、都を逐われた将軍・足利義輝と結び、都を支配する三好長慶を除こうと計画。これを阻もうとする長慶の権臣・松永久秀の秘められた思惑とは?『信長燃ゆ』『関ヶ原連判状』へと続く、壮大な安部龍太郎の戦国三部作第一弾、待望の文庫化。

4043659024 戦国秘譚 神々に告ぐ〈下〉 (角川文庫)
安部 龍太郎
角川書店 2002-10

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将軍・足利義輝の挙兵は、三好長慶との和議という妥協に終わり、永禄元年(一五五八)、義輝は帰洛を果たした。なおも長慶を除こうとする関白・近衛前嗣は、正親町天皇即位の礼を機に、勅命をもって諸大名に上洛を促すという奇策に出、若き織田信長を知る。前嗣の計画に、再び反撃に出た松永久秀を操るものの正体は何か?そして太古より神々に仕え、天に対して礼を尽くしてきた朝家が犯した、恐るべき秘密とは?「黄泉の国なくば、朝家の神聖も保たれぬと知れ」―死霊の恫喝に即位の礼の行方は?“戦国三部作”始動。


時代:1557年(弘治三年)〜1560年(永禄三年)
著者:安部龍太郎
出版:角川文庫
発行:2002年10月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 関白・近衛前継が主人公になっている珍しい小説。しかも『信長燃ゆ』『関ヶ原連判状』に続いていく戦国三部作の第一弾です。前継の三次長慶・松永久秀追い落とし作戦は成功するのか。。。

 ■ 主人公
近衛前継(このえさきつぐ)


 ■ 脇役
祥子内親王(さちこないしんのう) 松永久秀(まつながひさひで)
足利義輝(あしかがよしてる)

 ■ 登場する武将
三好長慶(みよしながよし) 細川藤孝(ほそかわふじたか)
細川晴元(ほそかわはるもと) 松永長頼(まつながながより)
毛利元就(もうりもとなり) 織田信長(おだのぶなが)
斉藤義竜(さいとうよしたつ) 長尾景虎(ながおかげとら)


 ■ その他の登場人物
山科言継(やましなときつぐ) *小豆坊(あずきぼう)
西園寺公朝(さいおんじきんとも) 近衛植家(このえたねいえ)
*天狗飛丸(とびまる) 方仁親王(みちひとしんのう)
顕如(けんにょ) *証運(しょううん)
*釆女(うねめ) *里子(さとこ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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