蜂須賀小六
秀吉の天下取りを支えた男
蜂須賀小六―秀吉の天下取りを支えた男
浜野 卓也
PHP研究所 2001-08
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「夜盗の頭目」や「盗賊の首領」であったと語られることの多い蜂須賀小六。実は、これらの話は巷談によって流布した創作であり、実際の小六は、「秀吉動くところに、正勝(小六)あり」と謳われたほどの知略に優れた武将であった。 小六は決して勇猛な武人であったわけではなく、その寛容な人柄で多くの人々を惹きつけ、緻密な情報収集能力と鋭い状況判断力で豊臣秀吉の天下取りを支えた。 なかでも有名な秀吉の墨俣一夜城建設も、小六が命知らずの川並衆を従えて、的確に事を運んだことが成功の大きな要因であった。川並衆が小六の人柄に惚れ込んだからこそ為し得たのである。 信長への隷属を嫌いながらも互いに認め合った秀吉に従属し、齢四十を超えてから出世の糸口をつかんだ遅咲きの武将、蜂須賀小六。信長・秀吉をはじめ、今川義元、斎藤道三、明智光秀、徳川家康など五英雄英傑がひしめく時代を、独自の才で堂々と生き抜いた男の真実の生涯を描く力作小説。
時代:1547年(天文十六年)〜1586年(天正十四年)
著者:
浜野卓也
出版:PHP文庫
発行:2001年08月
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上総介の評価
★★★☆☆
蜂須賀小六正勝の生涯を描いた小説。秀吉の天下取りを支えた忠臣としての彼がどのような活躍をしたのかが簡単にわかります。
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主人公
蜂須賀小六
(はちすかころく)
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脇役
豊臣秀吉
(とよとみひでよし)
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登場する武将
蜂須賀蔵人
(はちすかくらんど)
前野小右衛門
(まえのしょうえもん)
生駒八右衛門
(いこまはちえもん)
織田信長
(おだのぶなが)
斎藤道三
(さいとうどうさん)
青山新七
(あおやましんしち)
蜂須賀甚右衛門
(はちすかじんえもん)
伊木清兵衛
(いきせいべえ)
大沢治郎左衛門
(おおさわじろうざえもん)
竹中半兵衛
(たけなかはんべえ)
黒田官兵衛
(くろだかんべえ)
小寺政職
(おでらまさもと)
蜂須賀家政
(はちすかいえまさ)
黒田長政
(くろだながまさ)
安国寺恵瓊
(あんこくじえけい)
清水宗治
(しみずむねはる)
佐久間盛政
(さくまもりまさ)
稲田大炊介
(いなだおおいのすけ)
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その他の登場人物
*まつ
*兎の平太(うのへいた)
*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人
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2006.01.27
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