軍師竹中半兵衛

4041306469軍師竹中半兵衛 (角川文庫)
笹沢 左保
角川書店 1988-09

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竹中半兵衛重治。恐るべき男よ、と秀吉は言った。まるで当人みたいに信長というものをよく知っている。もし半兵衛を敵に回したら、これ以上恐ろしい人間はいなかった。立身出世を望まず、権勢といったものに関心を示さない。荒馬を乗りこなすのが楽しいだけで、馬を飼うのは性に合わぬと、半兵衛はいう。天下を治めるは馬を飼うことに似ている。信長、秀吉という荒馬を自在に乗りこなし、戦国を駆けぬけた一世の軍師、36年の生涯を描く大河小説。


時代:1560年(永禄三年)〜1579年(天正七年)
著者:笹沢左保
出版:角川文庫
発行:1988年9月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 秀吉の軍師・竹中半兵衛の生涯を描いた作品。彼の生涯の目的は、信長の天下とりと秀吉の出世を助けて軍師として働くことであり、それが喜びでもあったとしています。しかし秀吉から不気味な野心家ではないかと疑念を抱かれ、失望を覚えて孤独になっていくさまに、人と人の結びつきのはかなさを感じました。戦国の世を涼しげに生きた半兵衛の物語としては、最高傑作でしょう。

 ■ 主人公
竹中半兵衛(たけなかはんべえ)


 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが) 羽柴秀吉(はしばひでよし)
*山之内赤丸(やまのうちあかまる)

 ■ 登場する武将
竹中久作(たけなかきゅうさく) 竹中善左衛門(たけなかぜんざえもん)
安藤範俊(あんどうのりとし) 斎藤義龍(さいとうよしたつ)
斎藤龍興(さいとうたつおき) *斎藤秀成(さいとうひでなり)
佐久間信盛(さくまのぶもり) *尾形新八郎(おがたしんはちろう)
足利義昭(あしかがよしあき) *伊藤弥八郎(いとうやはちろう)
樋口三郎兵衛(ひぐちさぶろべえ) 柴田勝家(しばたかついえ)
蜂須賀正勝(はちすかまさかつ) 黒田官兵衛(くろだかんべえ)
荒木村重(あらきまらしげ) *荒木村正(あらきむらまさ)
荒木村次(あらきむらつぐ) 明智光秀(あけちみつひで)
別所長治(べっしょながはる) 別所賀相(べっしょよしすけ)


 ■ その他の登場人物
*阿古(あこ) *小桃(こもも)
お市(おいち) *土岐玄舟(ときげんしゅう)
*お琴(おこと) *虎之助(とらのすけ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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