悪党伝　婆娑羅一平

　悪党伝　婆娑羅一平

悪党伝―婆裟羅一平 (学研M文庫)
早乙女貢
学習研究社 2002-08

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秀吉亡きあと天下を狙う徳川家康。関ヶ原の戦いは終わったが、未だ天下人は定まらず。甦りし豪勇・島左近、甲賀・伊賀忍者軍団が一期の夢を追い、死闘を繰り広げる!一期はうたかたの夢よ、狂え、狂え!―慶長七年一二月四日、夜を焦して大仏殿が燃え上がった。強風に煽られ、悪魔の赤い舌が、秀吉建立の方広寺伽藍を舐めはじめる。室町文化の絢爛たる華の京も所詮、灰燼に帰してしまうのか。戦国の狂気を漲らせて走る快男児・婆裟羅一平の背にも、はらはらと火の粉が舞い散った…。

時代：1602年（慶長七年）
著者：早乙女貢
出版：学研Ｍ文庫
発行：2002年8月

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■　上総介の評価　★★★☆☆
秀吉亡きあと、関ヶ原を経て天下を狙う徳川家康。しかし天下人がまだ確立していない混乱期。京で暴れる快男児・婆裟羅一平。生き延びた豪勇・島左近、そして甲賀忍者軍団が一期の夢を追い、死闘を繰り広げた。京都所司代・板倉伊賀守をはじめ、徳川家の役人・伊賀忍者たちとの死闘がはじまる。この小説は、官能小説としても楽しめます。
■　主人公
婆娑羅一平（ばさらいっぺい）

■　脇役
島左近（しまさこん）	板倉勝重（いたくらかつしげ）

■　登場する武将
米津田政（よねあつたまさ）	小早川秀秋（こばやかわひであき）
多羅尾四郎兵衛（たらおしろうひょうえ）

■　その他の登場人物
後藤庄三郎（ごとうしょうざぶろう）	＊浮島太夫（うきしまたゆう）
＊千代（ちよ）	＊お徳（おとく）
＊奈々（なな）	＊うつぼ

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人