茶道太閤記

茶道太閤記
権勢並びない太閤秀吉に対しても「拙者は芸道に生きる者、いつの世までも名の残る者でござる」と高い誇りを持ち続けた男千利休。天正期の大坂城を舞台に、秀吉と利休の確執を初めとして、淀殿と北政所、秀吉の側室たち、利休の娘のお吟、石田三成や小西行長ら武将たちの繰り広げる苛烈な人間模様を描く。









時代:1587年(天正十五年)〜1591年(天正十九年)
著者:海音寺潮五郎
出版:文春文庫
発行:1990年2月


以下の書店で購入できます。


Amazon.co.jp アソシエイト
茶道太閤記
を買う



茶道太閤記

を買う



茶道太閤記
を買う


 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 九州征伐後の利休と秀吉の対立・抗争を描いた作品で、秀吉の傲慢な人物像と芸術に生きる利休の人物像を対比させ、利休の娘・お吟をめぐる問題と大徳寺の木像事件をきっかけとして、二人の対立が決定的になる説で構成されています。もともと「天正女合戦」という題名だったようで、前半の北政所とお茶々の影の対立も見所があります。

 ■ 主人公
千宗易(せんのそうえき)

 ■ 脇役
豊臣秀吉(とよとみひでよし)

 ■ 登場する武将
佐々成政(さっさなりまさ) 石田三成(いしだみつなり)
小西行長(こにしゆきなが) 高山右近(たかやまうこん)
*佐々半之丞(さっさはんのじょう) *東条紀伊守(とうじょうきいのかみ)
前田利家(まえだとしいえ) 徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ その他の登場人物
お茶々(おちゃちゃ) お吟(おぎん)
宗恩(そうおん) 北政所(きたまんどころ)
三の丸殿(さんのもるどの) 加賀殿(かがどの)
オルガンチノ(おるがんちの) 曲直瀬道三(まなせどうさん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

HOMEへ戻る 【戦国本一覧

Copyright 2002 All rights reserved. Produced by Kazusanosuke