いっしん虎徹

4167735024いっしん虎徹 (文春文庫)
文藝春秋 2009-10-09

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越前から重病の妻と共に江戸へと向かった鍛冶の秘めたる決意。それは、「己が作った兜を、一刀のもとに叩き切る刀を鍛える」という途方もないものだった。後に彼の刀を、数多の大名、武士が競って所望したという、伝説の刀鍛冶、長曽祢興里こと虎徹の、鉄と共に歩み、己の道を貫いた炎の生涯を描く傑作長編。


時代:1649年(慶安二年)〜1664年(寛文四年)
著者:山本兼一
出版:文春文庫
発行2009年10月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 ストイックな職人を描くことが多い著者の作品の中でも、特にそのプロセスが専門的で、前半は興味を失いかけていましたが、後半は虎徹がいっしんに鉄と格闘し名刀を打つ姿に圧倒されるほどの迫力があります。不正を嫌い、高い理想と使命感を持って仕事に打ち込む、日本の伝統的な職人の姿がここにあり、カッコよくて震えてしまいます。

 ■ 主人公
長曽祢虎徹(ながそねこてつ)

 ■ 脇役
圭海(けいかい)

 ■ 登場する武将
山野加右衛門(やまのかえもん) 水野十郎左衛門(みずのじゅうろうざえもん)
松平頼元(まつだいらよりもと) 稲葉正則(いなばまさのり)
水戸光圀(みとみつくに) 押田豊勝(おしだとよかつ)


 ■ その他の登場人物
*ゆき *辰蔵(たつぞう)
*桜井直重(さくらいなおしげ) *長曽祢才市(ながそねさいいち)
*正吉(まさきち) *茂平(もへい)
*金之助(かねのすけ) 四郎右衛門康継(しろうえもんやすつぐ)
*狩野玄英(かのうげんえい) 和泉守兼重(いずみのかみかねしげ)
*久兵衛(きゅうべえ) *直助(なおすけ)
本阿弥光温(ほんあみこうおん) *梅蔵(うめぞう)
幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ) 市之丞康継(いちのじょうやすつぐ)
*矢田部竹庵(やたべちくあん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.10.30
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