異形の城

4062120267異形の城
東 秀紀
講談社 2003-09

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畏怖すべきは安土城!
人間崩壊したのは、信長か光秀か?
不思議なほど見事に清潔な魔の城。
歴史文学賞受賞作家で建築家の傑作

――信長的精神 東秀紀――
建築は構想する者の思想や夢の表現だといわれるが、安土城はその壮大さ、華麗さ、そして不可思議さにおいて、まさに信長をデザイナーとするにふさわしい。――
信長がいなければ、日本が統一されるのはもっと遅れていただろうし、中世の古いしがらみから脱け出すこともできず、徳川幕府下での長い平和も築かれなかったであろう。江戸時代に花開いた文化や経済も、根は信長の開明政策に求められるし、幕末維新から明治に至る近代化、戦後日本の高度成長などは、われわれ日本人の心にある信長的精神が、時として封印から解き放たれた結果ではないだろうか。


時代:1578年(天正六年)〜1582年(天正十年)
著者:東秀紀
出版:講談社
発行:2003年9月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 東秀紀さんは歴史文学賞受賞した建築家です。この本のテーマは安土城。この城の建築を通して、織田信長と明智光秀の対立を描いています。この頃から苛烈さを増していった信長に対する光秀の不安を中心に、帰蝶との愛、藤孝との友情、そして裏切りなど、苦悩に満ちた光秀が本能寺の変に至るまでが描かれます。

 ■ 主人公
明智光秀(あけちみつひで)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが) 細川藤孝(ほそかわふじたか)
帰蝶(きちょう)

 ■ 登場する武将
前田玄以(まえだげんい) 長谷川宗仁(はせがわそうじん)
矢部善七郎(やべぜんしちろう) 羽柴秀吉(はしばひでよし)
滝川一益(たきがわかずます) 荒木村重(あらきむらしげ)
万見仙千代(まんみせんちよ) 明智秀満(あけちひでみつ)
丹羽長秀(にわながひで) 藤田伝五(ふじたでんご)
斎藤利三(さいとうとしみつ)

 ■ その他の登場人物
岡部以俊(おかべもちとし) 松井友閑(まついゆうかん)
*佐登(さと) 多志(たし)
煕子(ひろこ) 近衛前久(このえさきひさ)
里村紹巴(さとむらじょうは)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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