野望将軍

野望将軍(上)
群雄割拠する戦国の世。三好長慶の窮地を、持ち前の奇策で救った京の商人・小太郎に、念願だった武士への道が開けた。名も、松永久秀と改め、メキメキと頭角を現わして、主家・長慶をも凌ぐ権勢を握っていく。いち早く商都堺に目をつけ、鉄砲を合戦で使うなど、その慧眼は、天下取りにむかってまっしぐらに燃えていた―。乱世の主役に躍り出た松永久秀の波瀾の人生を描く傑作時代小説。






野望将軍(下)
商人から乱世の主役に躍り出た武将・松永久秀は、主君三好長慶が没するや、数数の策略で天下取りの野望を推しすすめていく。彼の心中をすみずみまで知っているのは、側室・奈緒だけだった。悪名が立とうが、衰運に見舞われようが、奈緒は久秀にとって支えだったのである。武田、上杉、今川、織田、浅井、毛利…すぐれた男たちの戦いを背景に、まっしぐらに生きた武将・松永久秀を無類の面白さで描く長編時代小説。






時代:1536年(天文五年)〜1577年(天正五年)
著者:笹沢左保
出版:集英社文庫
発行:1986年12月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 毒殺や謀殺により主家を乗っ取り、将軍義輝を殺し、東大寺大仏殿を焼いた悪人・松永久秀の資質を、反骨精神の知識豊かな合理主義者として描いた本です。紋切型の極悪人像ではなく、己の野心と情熱のままに戦国を駆け抜けた、壮絶な生きざまが感じられました。

 ■ 主人公
松永久秀(まつながひさひで)


 ■ 脇役
三好長慶(みよしながよし) 織田信長(おだのぶなが)

 ■ 登場する武将
*御影利助(みかげとしすけ) 三好之康(みよしゆきやす)
十河一存(そごうかずまさ) 安宅冬康(あたかふゆやす)
松永長頼(まつながながより) 三好宗三(みよしそうさん)
細川晴元(ほそかわはるもと) 朽木稙綱(くつきたねつな)
足利義輝(あしかがよしてる) 三好義興(みよしよしおき)
三好義賢(みよしよしかた) 三好義継(みよしよしつぐ)
三好長逸(みよしながゆき) 三好政康(みよしまさやす)
岩成友通(いわなりともみち) 松永久通(まつながひさみち)
足利義昭(あしかがよしあき) 徳川家康(とくがわいえやす)
浅井長政(あざいながまさ) 朽木元網(きつきもとつな)
佐久間信盛(さくまのぶもり) 武田信玄(たけだしんげん)
*松永長直(まつながながなお)


 ■ その他の登場人物
*於乙(おと) *奈緒(なお)
*能登屋(のとや) *鬼丸(おにまる)
*臙脂屋(えんじや) 松井友閑(まついゆうかん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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