津軽風雲録

4829111437 津軽風雲録 (時代小説文庫)
長部 日出雄
富士見書房 1988-05

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天正初め、主家の南部に反旗を翻した大浦弥四郎―津軽為信は、北畠顕村の苛政に苦しんでいた民衆の心を巧みにつかんだ。百姓、武装士民、野伏り、追剥ぎ、野盗等―戦国の悪党と無頼漢の群れを使い謀略と奇襲戦法によって、南部の支城を次々と攻め落としていく。さらに秀吉が北条氏討伐の小田原出陣の際は、権謀術数の限りをつくし、津軽の領主たる事を認めさせる。戦国から江戸時代の初めにかけ、東北を舞台にくりひろげられた津軽統一の痛快歴史物語。


時代:1578年(天正六年)〜1609年(慶長十四年)
著者:長部日出男
出版:時代小説文庫
発行1988年5月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 南部氏から独立して津軽を治めた武将・津軽為信を主人公とした珍しい本。弘前出身の著者ならではの津軽弁による会話で書かれていて、最初は読みづらいと感じるけども、読み進むうちに味わいが出てくるものです。権謀術数を駆使する為信の行動に暗さが感じられないのもこの会話のせいでしょうか。

 ■ 主人公
津軽為信(つがるためのぶ)

 ■ 脇役
*小荒木藤助(とうすけ)

 ■ 登場する武将
沼田面松斎(ぬまためんしょうさい) 森岡金吾(もりおかきんご)
豊臣秀吉(とよとみひでよし) 南部信直(なんぶのぶなお)
服部康成(はっとりやすなり) 福原直高(ふくはらなおたか)
金信就(こんのぶなり) 金信則(こんのぶのり)
津軽信建(つがるのぶたけ)

 ■ その他の登場する人物
*砂子瀬勘兵衛(すなこせかんべえ) *休西和尚(きゅうさいおしょう)
*虎吉(とらよし) *折笠与七(おりがさよしち)
小野嘉右衛門(おのきえもん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人


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2009.6.19
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