竹千代を盗め

4062133334 竹千代を盗め
岩井 三四二
講談社 2006-03

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時代は変わった。忍術は算術だ!
甲賀忍者の頭領・伴与七郎の武器は、そろばんと銭!!駿府に囚われた松平元康の妻子を奪還せよ。値は400貫文、久しぶりの大仕事だ。
気鋭が放つ、新感覚書下ろし忍者小説。
駿府までの往復14日、駿府滞在ひと月半。馬、舟、店借賃、関銭、火薬代に鉄砲の損料、さらに先手への酒手。中忍への手当は1人ひと月12貫文。下忍はその半分として……締めて500のところを400貫文。こうして引き受けた大仕事だが、息子を人質として差し出し、仕事を邪魔する不審な者たちが現れ、味方に間者の影も。仕事ははかどらず、危険は増すばかり。これでは、割に合わないではないか!!


時代:1561年(永禄四年)〜1562年(永禄五年)
著者:岩井三四二
出版:講談社
発行:2006年3月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 甲賀忍者が請け負った仕事は駿河・今川家から、家康の妻・築山殿と嫡男・竹千代と女児を助け出してくること。決して手だれとはいえない頭領・伴与七郎が熟慮の末考えた方策とは。。。零細企業の社長が苦労するさまを描いたような忍者小説で、少し笑いながら読めます。

 ■ 主人公
伴与七郎(ばんよしちろう)

 ■ 脇役
*朝比奈甚三郎(あさひなじんざぶろう)

 ■ 登場する武将
酒井雅楽頭(さかいうたのかみ) *横田吉左衛門(よこたきちざえもん)
石川数正(いしかわかずまさ) 松平元康(まつだいらもとやす)
松平清善(まつだいらきよよし)

 ■ その他の登場する人物
*菊次郎(きくじろう) *伴惣七右衛門(ばんそうしちえもん)
*源五郎(げんごろう) *左太夫(さだゆう)
*甚左エ門(じんざえもん) *イヌイ
*若葉(わかば) *藤七郎(とうしちろう)
鵜飼孫六(うかいまごろく)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.9.25
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