天正十年夏ノ記

433474558X 天正十年夏ノ記 (光文社時代小説文庫)
光文社 2009-03-12

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織田信長の登場をもって、群雄割拠の戦国は、天正年間にその沸騰点を迎えていた。白く秀でた額を持つ、この美しい武将は、人間の精神を焼き尽くし、神の座に就こうとしているのか。足利義昭を擁した上洛から、本能寺へ至る十余年の動乱を、正親町天皇の秘書官・勧修寺晴豊の目を通して描いた渾身の歴史小説。天皇と公家たちもまた、魔王・信長と闘っていたのだ。


時代:1567年(永禄十年)〜1582年(天正十年)
著者:岳宏一郎
出版:光文社文庫
発行2009年03月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 上洛から本能寺の変までの織田信長を、武家伝奏の勧修寺晴豊の視点から書いた珍しい本。戦国時代の公家の生活と、彼らから見た信長という人物が新鮮な印象です。また、史実にもしっかりともとづいており、じっくり読めます。

 ■ 主人公
勧修寺晴豊(かじゅうじはるとよ)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが)

 ■ 登場する武将
村井貞勝(むらいさだかつ) 足利義昭(あしかがよしあき)
畠山昭高(はたけやまあきたか) 松永久秀(まつながひさひで)
武田信玄(たけだしんげん) 荒木村重(あらきむらしげ)

 ■ その他の登場人物
*光子(みつこ) *元子(もとこ)
勧修寺晴右(かじゅうじはるみぎ) 中山孝親(なかやまたかちか)
二条晴良(にじょうはれら) 近衛前久(このえさきひさ)
万里小路充房(までのこうじあつふさ) *容子(ようこ)
晴子(はるこ) 正親町天皇(おおぎまちてんのう)
烏丸光宣(からすまみつのぶ) 日野輝資(ひのてるすけ)
顕如(けんにょ) 甘露寺経元(かんろじつねもと)
広橋兼勝(ひろはしかねかつ) 勧修寺尹豊(かじゅうじこれとよ)
柳原淳光(やなぎはらあつみつ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2010.03.24

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