黒染の剣

4344403010黒染の剣〈上〉 (幻冬舎文庫)
澤田 ふじ子
幻冬舎 2002-12

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室町幕府兵法所を開きながら幕府滅亡後は黒染屋を営む剣の名門・吉岡家。その次男・伝七郎は剣の遣い手として名を馳せていたが、許嫁を野盗に拉致されてしまう。彼女の行方を気にかけながらも関ケ原合戦へ出陣せざるをえなくなった伝七郎は戦場で後の宮本武蔵と立ち合うことに。そしてそれが吉岡家の悲劇の始まりだった。長編時代小説。

4344403029 黒染の剣〈下〉 (幻冬舎文庫)
澤田 ふじ子
幻冬舎 2002-12

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野盗に拉致され、遊女にまで身を落とした伝七郎の許嫁・寿々。彼女を地獄に落とした男・半蔵の手から救ったのは、伝七郎を敵と狙う宮本武蔵だった。剣聖と呼ばれ数々の伝説を残す宮本武蔵の真実の姿と、彼に恋人や兄を奪われながらも黒染という染色法を発展させることで後世に名を残した吉岡家の女たちを描く感動の長編小説、堂々の完結。


時代:1600年(慶長五年)〜1615年(元和元年)
著者:澤田ふじ子
出版:幻冬舎文庫
発行:2002年12月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 宮本武蔵に敗れたことで有名な吉岡憲法一門。その当主清十郎の弟・伝七郎が主人公。当然、武蔵も登場します。剣では敗れた吉岡家が小紋染の普及で歴史に残り、長期的には勝利したという、武力から文化の世への移り変わりを描いています。当然、剣豪小説的な要素も楽しめます。

 ■ 主人公
吉岡伝七郎(よしおかでんしちろう)

 ■ 脇役
*寿々(すず) 宮本武蔵(みやもとむさし)

 ■ 登場する武将
吉岡憲法(よしおかけんぽう) 吉岡清十郎(よしおかせいじゅうろう)
*宮田五平太(みやたごへいた) *伊庭半蔵(いばはんぞう)
*小杉新兵衛(こすぎしんべえ) *間宮六左衛門(まみやろくざえもん)
吉岡清次郎(よしおかきよじろう) *大島孫兵衛(おおしままごべえ)
*桑田七左衛門(くわたしちざえもん) 徳川家康(とくがわいえやす)
*長野十蔵(ながのじゅうぞう)

 ■ その他の登場する人物
*藤野掃部(ふじのかもん) *阿ぐり(あぐり)
*市兵衛(いちべえ) *お濃(おのう)
*半六(はんろく) *孫市(まごいち)
*天童菊千代(てんどうきくちよ) *学性坊(がくしょうぼう)
*赤間屋助左衛門(あかまやすけざえもん) *六助(ろくすけ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.1.8
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