新陰流小笠原長治

新陰流小笠原長治
天正18年、秀吉の天下制覇の野望の前に、北条氏の居城・小田原城は落城寸前であった。しかしその時、辛くも城を抜け、三河の新陰流奥山道場に身を隠した兵法者がいた―。武田家ゆかりの名族・遠州高天神城城主小笠原長忠の末弟、長治である。権謀術数を嫌い、弱肉強食の乱世を厭い、ひたすら剣の修行を続け、ついには道をきわめんと琉球、明に渡り、武芸者と対決した男のロマン。








時代:1572年頃(元亀三年頃)〜?年
著者:津本陽
出版:新潮文庫
発行:1990年9月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 剣の道にひた走り、中国に渡って双節棍(ヌンチャク)を学び、江戸に戻って天下無敵の名を欲しいままにした人物、剣豪・小笠原長治こと小笠原玄信斎。彼の幼少から、流浪の生活を経て、琉球に渡り新しい剣境を開眼するまでを描いています。剣の道を極めた彼ですが、最後の孤独な呟きが悲しい人生を想像させます。

 ■ 主人公
小笠原長治(おがさわらながはる)

 ■ 登場する武将
小笠原長忠(おがさわらながただ) *小三郎(こさぶろう)
*笹田孫兵衛(ささだまごべえ) 間宮豊前守(まみやぶぜんのかみ)
伏木久内(ふしきくない) 奥山休賀斎(おくやまきゅうがさい)
*坂部甚右衛門(さかべじんえもん) *勝俣半九郎(かつまたはんくろう)

 ■ その他の登場人物
*おうん *淡路(あわじ)
*お菊(おきく) *平六(へいろく)
*胡成光 *麗華(れいか)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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