復元東虎口櫓門

上田城は、天正11年(1583年)に真田昌幸が築城。平城で二度にわたって徳川軍の攻撃を守り抜いた戦国の名城です。

大阪の陣のあと、城主・真田信之が松代に移封され、仙石忠政が小諸から移り城を大改修。さらに近世後半には藤井松平氏の居城となりました。

現在は本丸・二の丸にあたるところが城跡として公園になっており、隅櫓や石垣・土塁が残っています。櫓は仙石忠政が築いたもので、かつては櫓門2基、隅櫓7基がありましたが、明治期に民間に売られ、現在は隅櫓が本丸入口の両側と南西の隅にある3基のみとなっています。

【 場 所 】 長野県上田市二の丸
【開館時間】 8:30〜17:00
【休 館 日】 毎週水曜日・祝日の翌日・年末年始(8月〜10月は無休)
         上田城櫓は冬季(12月〜3月)休館
【入 館 料】 上田市立博物館・上田城櫓・山本鼎記念館共通観覧料金
区 分 一般 高校生以上
の学生
小・中学校の
児童・生徒
個人 250円 180円 60円
団 体
(20人以上)
200円 100円 40円
    ※池波正太郎真田太平記館、信濃国分寺資料館との共通券
       は一般500円


【交通案内】 上田駅より徒歩12分


上田城地図

南櫓(県宝)

東虎口櫓門の隣にある南櫓。
廃城とともに北櫓・南櫓とみに民間に払い下げられ、妓楼へと姿を変えるという数奇な運命をたどった。
昭和18年に上田市民による買い戻し運動を経て、昭和24年に移築復元された。

北櫓(県宝)

東虎口櫓門の反対側の隣にある北櫓。
上田城の櫓は居住空間としては利用されず、武器や食料の保存のための倉庫として利用されていた。

西櫓(県宝)

尼ヶ淵にのぞむ段丘の上に立つ上田城本丸隅櫓。壁の下部は板張りになった、寒冷地に多く見受けられる方式。窓は突き上げ戸の「武者窓」。射撃用の小窓「矢狭間・鉄砲狭間」も設けられている。

小松姫が乗った籠

北櫓に展示されている籠。真田信之の妻で、本多忠勝の娘・小松姫が使ったといわれる。

馬印

東虎口櫓門の中に展示されている馬印。参勤交代のときの大名行列に使われたという。

真田三代人形

北櫓に展示されている真田三代の人形。左から真田大助、真田昌幸、真田幸村です。

真田石

城内一の大石。直径3mあり、真田信之の松代移封のときに持ち去ろうとしたが、不動であったとの伝説をもつ。この真田石をはじめとして、上田城の石垣の石材の大部分は、太郎山産の緑色凝灰岩。

真田井戸

城内唯一の大井戸。この井戸からは抜け穴があって、城の北方、太郎山や藩主居館跡にも通じていたとの伝説がある。


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2004.8.17撮影
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