模擬天守閣

騎西城は、いつ誰の手による築城かは不明だが、康正元年(1455年)、上杉・長尾・庁鼻和氏等が守る城を、古河公方足利成氏が攻撃したのが初見である。
永禄六年(1563年)には小田助三郎が守る騎西城を上杉輝虎(謙信)が攻め落としている。
徳川家康が関東に入った天正十八年(1590年)、松平康重が二万石で城主となる。その後、大久保忠常・忠職父子が城主となり、寛永九年(1632年)、忠職が美濃・加納城移封に伴い廃城となった。

現在、模擬天守閣が建っているが、史実では周囲に土塁や堀を廻らした、平屋建ての城だった。
天守閣内は郷土史料展示室となっており、館内には、発掘調査による出土品や民俗資料などが展示されている。なお、藤まつり(4月下旬〜5月上旬)および文化祭(11月上旬)の期間に一般開放される。

【 場 所 】 埼玉県北埼玉郡騎西町大字根古屋633-10
【入 館 料】 無料
【交通案内】 JR鴻巣駅から加須駅・加須車庫行きに乗り「福祉センター」下車
         東武加須駅から鴻巣駅・免許センター行きに乗り「福祉センター」下車


 騎西町生涯学習センター(キャッスルきさい) 


 騎西城地図   種垂城址公園地図

模擬天守

模擬天守は騎西町の町制施行二十周年を記念して昭和五十年に建てられたという。

土塁跡

騎西城の土塁跡が道路を挟んで反対側にある。

種垂城址公園


城址公園なのに何も残っていない。
説明看板によると、室町時代の陶磁器などが出土したようだ。

種垂城址碑

公園内にある城址碑。


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2005.6.16撮影
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