本丸御殿 川越城は1457年(長禄元年)に扇谷上杉持朝が家宰の太田道真・道灌親子に命じて築城させたといわれる。1537年(天文六年)に小田原北条氏が占領。1590年(天正十八年)に豊臣秀吉の北条攻めで落城した。
徳川家康が江戸に入部したのち、川越城は江戸の北を守る戦略拠点として重要視され、酒井氏・柳沢吉保・松平氏などの大老・老中格の幕閣が歴代藩主に任じられた。 1639年(寛永十六年)、「知恵伊豆」の名で知られる松平伊豆守信綱が入城、外曲輪などを4万6000坪余りに拡張し、3基の櫓と13の城門を築いた。 現在は本丸跡に、1848年(嘉永元年)に再建された御殿の玄関・大広間などが現存する。 |
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【 場 所 】 埼玉県川越市郭町2-13-1 【開館時間】 9:00〜17:00 【休 館 日】 毎週月曜日・休日の翌日・第4金曜日・12月28日〜1月4日 【入 館 料】
【交通案内】 東武東上線川越駅から東武バス「札の辻」下車徒歩8分 東武東上線川越駅から徒歩40分 西武新宿線本川越駅から徒歩30分 川越本丸御殿地図 川越本丸御殿公式HP |
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家老詰所 家老詰所は、1872年(明治五年)に民間に払い下げされたものを、1988年(昭和63年)に移築復元した。主座敷は、床・床脇付き10畳の「老中の間」があり、3体の人形を使って家老たちが藩政を論じる場面を再現している。 |
富士見櫓跡 川越城には富士見櫓・虎櫓・菱櫓の3基の櫓があった。富士見櫓は、本丸の南西隅に小高く土を盛り上げた台上に築かれた。現在は御嶽神社が鎮座する。櫓台の上からは富士山・筑波山までが遠望できる。 |
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太田道灌像 川越市役所のそばにある大田道灌像。この場所には川越城の大手門があったようで、大手門跡の石碑もある。 |
川越夜戦跡 東明寺にある川越夜戦跡。川越夜戦は、別名「東明寺口合戦」ともいわれ、志多町にある東明寺一帯で激戦が展開された。一説に、ここで上杉朝定が討死したともいわれる。 |
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大田道灌手植えの矢竹 氷川神社内にある太田道灌が手植えしたといわれる矢竹。太田道真・道灌親子は川越氷川神社を篤く尊崇し、1457年(長禄元年)道真は和歌を献納し、道灌は境内に矢竹を植樹したといわれる。 |
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川越百万灯まつり 2005.7.31 |
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義経ゆかりの行列 大河に出演中の義経正室・萌役の女優・尾野真千子さんが参加していた。 |
「川越藩火縄銃鉄砲隊保存の会」の演舞 |
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参考文献:小学館ウイークリーブック 週刊「名城をゆく 42 川越城 忍城」
2005.3.6撮影 Copyright 2005 All rights reserved. Produced by Kazusanosuke |