復原四脚門

鉢形城は、文明八年(1476年)関東管領であった山内上杉氏の家宰・長尾景春が築城したと伝えられる。後に、この地域の豪族藤田康邦に入婿した、小田原の北条氏康の四男・氏邦が整備拡充し、現在の大きさになった。
天正十八年(1590年)の豊臣秀吉による小田原攻めの際には、後北条氏の重要な支城として、前田利家・上杉景勝等の北国軍に包囲され、激しい攻防戦を展開。一ヶ月余りにおよぶ籠城の後、北条氏邦は城兵の助命を条件に開城した。
開城後は徳川家康の関東入国に伴い廃城とし、家康配下の成瀬正一・日下部定好が代官となってこの地を統治した。

以下、鉢形城歴史館の内容
【 場 所 】 埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496−2
【開館時間】  9:30 〜 16:30(入館は16:00まで)
【休 館 日】 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
【入 館 料】

一般 高校・大学生 70歳以上・中学生以下
障害者手帳をお持ちの方
200円 100円 無料


寄居町役場ホームページ
【交通案内】 JR八高線・秩父鉄道線・東武東上線寄居駅下車、徒歩約25分
         東秩父村営バス寄居駅発・和紙の里行き「木持停留所」下車、徒歩約5分

鉢形城地図

鉢形城址碑

鉢形城址は昭和七年に国指定史跡となっている。

上記復原四脚門がそびえる三の曲輪と隣の二の曲輪との間に整備された堀。

玉淀

三の曲輪から望む玉淀。柵が立っていて見にくいが、県指定名勝となっている。

馬出

二の曲輪の向かいにある馬出。馬出とは虎口を守り、内部の城兵の動きを敵に悟られないように出入りを安全に円滑に行うことを目的に作られた場所。

本丸跡

鉢形城本曲輪に立つ石碑。そばの伝御殿曲輪には約680種類の国内・外国産の樹木を展示した樹木展示林がある。

田山花袋の碑

明治の文学者・田山花袋の碑が本曲輪跡に立っている。

石垣

笹曲輪にある石垣の跡。そばには寄居町の花・カタクリ群生地があり、3月下旬から4月上旬まで楽しめるそうだ。

鉢形城歴史館

鉢形城の歴史を中心に地域の文化や歴史を学習・体感できる施設。春と秋に企画展を開催する。


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2005.11.02撮影
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