最後の間者

475843249X 最後の間者 (時代小説文庫)
岡田 秀文
角川春樹事務所 2006-08

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堺を発った織田勢の小荷駄隊を突如銃声が襲った。奇襲によって兵糧を失う信長勢。敵は極秘に進められた物送をどのように知り得たのか―。数日後、信長から安土城に潜む間者を一掃しろとの命が村井貞成に下された。本願寺勢と対峙する信長勢に入り込んだ間者は、毛利か、上杉か。敵を欺き、味方をも欺く。見えない敵。激動の時代の中に描く、書き下ろし長篇時代小説。


時代:1580年(天正八年)〜1582年(天正十年)
著者:岡田秀文
出版:時代小説文庫
発行:2006年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 著者が得意とする時代推理小説。今回の主人公は京都所司代の嫡男・村井貞成と織田家に入り込んだ間者・市平。貞成が信長の命で間者を一掃する過程を中心に、互いの視点から話を進め、最後のどんでん返しまで見事なストーリーが展開。最後までからくりが読めなかったです。

 ■ 主人公
村井貞成(むらいさだなり)

 ■ 脇役
*市平(いちへい)

 ■ 登場する武将
*池尻平左衛門(いけじりへいざえもん) 織田信長(おだのぶなが)
*青野源蔵(あおのげんぞう) *三久保四郎(みくぼしろう)
*神谷仁五郎(かみやじんごろう) 小早川隆景(こばやかわたかかげ)
*大町兵庫(おおまちひょうご) *佐野友則(さのとものり)
下間頼廉(しもつまらいれん) 佐久間信盛(さくまのぶもり)
*瓶山一太(かめやまいった) *河合平八(かわいへいはち)
*荒川秀祐(あらかわひですけ) *進脇半右衛門(しんわきはんえもん)
*木村宗十郎(きむらそうじゅうろう) *永井十兵衛(ながいじゅうべえ)
明智光秀(あけちみつひで) 斎藤利三(さいとうとしみつ)
明智秀満(あけちひでみつ)

 ■ その他の登場する人物
*蛭沼吾助(ひるぬまごすけ) *宗海(そうかい)
*達吉(たつきち) *楓(かえで)
*小吉(こきち) *長一(ちょういち)
*甚平(じんへい) *兵太(へいた)
*お初(おはつ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.7.19
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