美男城

　美男城

美男城 (ランダムハウス講談社時代小説文庫)
柴田錬三郎
ランダムハウス講談社 2009-03-10

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関ヶ原決戦の裏切り者たちの系譜。小早川秀秋の妹、美尾姫が愛した御堂主馬之介の正体とは?本多忠勝の侍大将の御堂主馬之介は関ヶ原の決戦で軍功を立てながらすべてを捨てた。小早川秀秋の裏切りによって壊滅した島津の残党たちが絶せの美女と謳われる秀秋、妹の美尾姫を捕らえたところを主馬之介が救う。姫は兄の裏切りの代償として徳川家康の妾にされる宿命だが、主馬之介を愛してしまう。二人の運命やいかに!!

時代：1600年（慶長五年）
著者：柴田錬三郎
出版：講談社文庫
発行：2009年3月

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■　上総介の評価　★★★☆☆
「剣は知っていた」「孤剣は折れず」に続く著者の戦国三部作。過去に映画化され、ＤＶＤなども発売されている。主人公は関ヶ原で西軍につきながら裏切った伊能盛政の子・御堂主馬之介。父を怨んで東軍に奔り、戦後は父を斬って、自分も死ぬことを決意するが、自らの生い立ちを知り、その気持ちが移り変わっていく。。。戦国を背景にした骨肉の闘争が主題。
■　主人公
＊御堂主馬之介（みどうしゅめのすけ）

■　脇役
＊朝路（あさじ）

■　登場する武将
＊遠藤嘉八郎（えんどうかはちろう）	＊伊能盛政（いのうもりまさ）
＊竹中内蔵之介（たけなかくらのすけ）	＊宇部隠岐（うべおき）
＊須藤頼之助（すどうよりのすけ）	＊来宮藤左衛門（きのみやとうざえもん）
＊松永弥九郎（まつながやくろう）	＊宇部市太郎（うべいちたろう）
石田三成（いしだみつなり）	徳川家康（とくがわいえやす）
＊関根太兵衛（せきねたへえ）

■　その他の登場する人物
＊宗太郎（そうたろう）	＊美尾姫（みおひめ）
＊千草（ちぐさ）	＊茂助（もすけ）
＊多次郎（たじろう）

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人